フランス語の名言 · Les mots de Chinami

Molière

2021-10 · 第597回のエピソードを聴く

« Vivre sans aimer n’est pas proprement vivre. »
モリエールの名言
愛 amour 映画 cinéma 文学 littérature

Bonjour 千奈美です!

コロナが落ち着いてきて、感染予防しながらも外出できるチャンスも少しずつ戻ってきたのではないでしょうか。ライブや舞台、映画など文化的なリアル会場に集うことができなくなっているという不便さ、今後ちょっとずつ解消されると良いですよね。日本語トピックではオペラの話題をお送りしていますので、行かれた方は感想をお聞かせください。

さて、Molière(1622〜1673)です。

さまざまな作品を世に残す劇作家であり俳優であるモリエール。特に風刺が効いた喜劇作品で古典主義を完成させました。400年経った今もなお、舞台ではモリエールの作品が上演されないことはありません。「イギリスはシェークスピアの言葉、フランスはモリエールの言葉」という言葉を、大学時代に聞いた覚えがあります。それぞれの代表作家という意味では、モリエールはフランスを代表する作家なのでしょう。

特に有名な作品の一つとして今尚愛されている「人間嫌い」(Le Misanthrope 1666年)についてご紹介したいと思います。上流階級の不正や不義を嫌い、自分を偽って生きることを良しとしない潔癖な主人公の青年が、世の中をうまくわたっていく女性を好きになり、誠実であろうとするゆえに悩みもがく物語。現代だったらコントになりそうな設定だなと思いますが、400年も前に喜劇、という中でこれを表現しているのがすごい。上演当時は上流階級では高評価だったものの、平民からのうけが悪かったそうです。今も昔も、文化の浸透度で考えるとコメディは深い位置にあるのかもしれませんね。

自分に誠実に生きるか?
空気を読んで生きるか?
感情か理性か?
正直か節度か?等々、時代や国によって価値観は変わっていくと思います。私だったら迎合も肯定も否定も反発もせず、世間と距離置いちゃうかもな〜、隠遁しちゃうかもな〜なんて思いましたが、みなさんはこの作品どう思われるでしょうか?

ではまた!

Chinami

この名言は Chocolat! 第597回で紹介されました。 エピソードを聴く →
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