フランス語の名言 · Les mots de Chinami
Montaigneモンテーニュ
« Il faut voyager pour frotter et limer sa cervelle contre celle d'autrui. »
旅をしなければならない。自分の頭を、他人の頭にこすりつけ、磨くために。

Bonjour!千奈美です。
今回ご紹介した名言は、フランスを代表する哲学者、モンテーニュの名言です。
モラリストでヒューマニスト、あらゆる物事を疑う懐疑主義者としても知られています。ボブさんも私も好きな偉人です。
代表作は「エセ―(Essais)」。その中では「私はこう思う」と断定的に教えるのではなく、自分の経験や考えを材料に、いろいろ考えてみるというスタイルをとりました。
Essaisとは、試み、という意味。
その『Essais』が非常に大きな影響を与え、後に英語で essay(エッセイ) という言葉になったそうな。
だから、現代の「エッセイ」には、もともとモンテーニュの考え方が流れているんですね。
「私はこう考える。でも、本当にそうだろうか?」
そんなふうに、自分自身の考えを自由に探っていく文章。
これが、モンテーニュが生み出した「エッセイ」の原点なのです。
さらに、エセ―の中の有名な言葉は、
クセジュ( Que sais-je? )=「我、何をか知る」。
すなわち「わたしは何を知っているだろうか?」。
自分は知っている。
自分は正しい。
自分の経験がすべてだ。
そんなふうに思ってしまいがちな私たちに、モンテーニュは「ちょっと待って」と語りかけているようにも感じます。
エッセイをショコラで書いてみなさんに読んでいただいますが、元祖モンテーニュ流にちゃんとなっているか不安を覚えるのでした。
だからこそ、旅をしなきゃ!遠くへ行くだけじゃなくて、
普段会わない人と話すこと。
自分とはまったく違う仕事をしている人の話を聞くこと。
ちがう価値観への新鮮な驚き。
自分の世界だけで生きていると、頭の中はだんだん同じ考え方で固まっていきます。
「Que sais-je?」
私は、何を知っているのかな。
そう問いかけながら、これからもいろいろな人に会い、いろいろな場所へ行き、自分の頭を少しずつ磨いていきたいと思います。
À bientôt!
Chinami