フランス語の名言 · Les mots de Chinami
Jules Micheletジュール・ミシュレ
« Le difficile n'est pas de monter, mais en montant de rester soi. »
難しいのは上ることではない、上りながら自分自身でいつづけるということだ。

Bonjour 千奈美です。
今回は、歴史家、Jules Michelet(1798 – 1874)の言葉をご紹介します。
コロナ対策のため、STAY HOMEの毎日かと思います。ずっとやりたかったことに時間をたっぷりさいたり、普段できないことをやったりと、 今ならではの過ごし方をしているのではないでしょうか。今回のショコラは、本の話題を日本語トピックで取り上げていますので、読書の時間をとっていただけたら嬉しいです。
このコーナーではジュール・ミシュレの言葉を取り上げました。
自分自身でいること。みなさんは自分でいるでしょうか?子どもの頃は常に自分でいたはずなのに、いつしか自分じゃなくなっていくことはあるかと思います。社会人や妻、夫、父母、公務員、会社員、子どもなどなどいろんな役割の中で、自分自身を貫くことと、周囲と協調していくことが同列に語れない時があります。魂を売り払うことなく、自分でいることはなかなか難しいシチュエーション、ありませんか?例えば仕事でいうなら、上司の言うことに無条件に従ったり忖度したりするのではなく自分の信念や意見をきちんと持って推進していくこと。誰かの人生の中で登っていくのではなく、自分の人生を貫くこと。これって、本当は人間の大きな大きな課題であり目的なのではないでしょうか?
ミシュレは、独学で教授職に上りつめた努力と才能の人。王政や体制を批判し拒否したことで仕事を失います。彼にとって大事だったのは、仕事での成功だけではなく自分自身で居続けることだったのですね。だからこそ、今も生き生きと語られる歴史書を数多く残すことができたのでしょう。
番組の中でも触れましたが 村上春樹さんの「風の歌を聴け」でも登場します。ミシュレの「魔女」という著作から一節が引用されていますので こちらも是非チェックしてみてください。
では、この時期、大変なことも多いかと思いますが、今こそ協力、協調。
そして自分を大事にしていきましょう!!
また次月!
Chinami