フランス語の名言 · Les mots de Chinami
Hubert de Givenchyユベール・ド・ジバンシィ
« Le secret de l'élégance, c'est d'avoir l'air soi-même. »
エレガンスの秘訣は、自分が自分らしく見えることである。

Bonjour 千奈美です!
今月の名言・格言のコーナーは、 フランスのファッションデザイナー、ユベール・ド・ジバンシィ(1927年-2018年)の言葉をご紹介しました。
日本でも知らない人はいないくらいの超有名ブランド、ジバンシィの創設者ですね。1952年にパリでメゾンをオープンさせました。
ディオールと並べて評されることが多いのですが、当時席巻していたディオールの「ニュールック」が細いウェストを強調していたのに対し、ジバンシィは着る人の動きを制限しないゆったりとしたシルエットだったり、体の線を隠すようなセパレートタイプの洋服や、華美な装飾はせず布地の良さを活かした裁断で新しいファッションを表現したそうです。ジバンシィが創り出したファッションの原型は今もなお色褪せることはありません。
また、ジバンシィは、白人優勢だった1970年代のファッション界で、白人以外の人種のモデルを使ったことでも知られていますね。今なら、人種の多様性は人権のベースとして語られるところですが、当時の空気感は、歴史に残る人種差別問題を見れば一目瞭然。ファッション界を牽引するデザイナーが白人以外のモデルを使ったことで、おそらくは反発もあったであろうと容易に想像できますが、ジバンシィならではのエレガントさで筋を通したのでしょう。なんにしてもかっこいいですね。オードリー・ヘプバーン、モナコ公妃のグレース・ケリー、グレタ・ガルボにジェクリーン・ケネディと、ジバンシィを愛した有名人は数知れず。ファッションに表現された彼のポリシーそのものに感化されるものがあったのかもしれません。今回ご紹介した言葉、彼の足跡を辿るとさらに深みが増すような気がします。
ところでジバンシィといえば香水を思い出す方も多いかもしれません。オードリー・ヘップバーンのために作られた香水を彼女が気に入りすぎて、「私以外の人が使うのは禁止して」と話したことから「L'INTERDIT」と名付けられたフレグランスは有名でしょうか。ジバンシィの洋服を買うのはハードルが高くても、時には香水でエレガンスをまとってみてはいかがでしょうか。今まで知らなかった自分らしい自分に出会えるかもしれません。
ではまた!
Chinami