フランス語の名言 · Les mots de Chinami
Gustave Courbetギュスターヴ・クールベ
« Créer de l'art vivant - c'est mon objectif. »
生きている芸術を作ること、これが私の目標です。

Bonjour 千奈美です。
今回はレアリスムの巨匠、ギュスターヴ・クールベです。
クールベの人生については、日本語トピックでご紹介している「パナソニック汐留ミュージアム」の展覧会サイトで、イラストや漫画で詳しくわかりやすく紹介されているので、ぜひそちらをご覧になってください。
画家たるもの、もちろん平凡な人生であるとは想像はしませんが、こんなに大変な人生でいいのか!?と思う、クールベの一生は波乱万丈。200年経った今もなお、世界の人の心を掴み続ける作品を残したわけですが、最期は多額の賠償金を背負いお酒を飲みすぎてなくなります。その揺れ幅がすごい。そんな人生で、何より感銘を受けるのは、彼が現実から目をそらさなかったということ。普通、逃げたくなりそうな現実から目をそらさず、避けてしまいそうな社会問題や目の前の状況をありのままに描いた。レアリスムですね。
天使はみたことがないから描けない
という、それを象徴する名言も有名ですよね。
パリ万博では自分の作品の展示が拒否されたため、自分で小屋をつくって作品を公開しました。世界初の個展と言われるものが、この一件なんだそうですが、このガッツ!普通、落ち込んで、なんなら職業かえるくらいの大事件といっても過言ではないはず。現実を直視し、そこに自分なりの視点で活路を見出す。デリケートでいながら強い。
学生の頃、クールベの絵画は、正直私にとっては怖かったのを覚えています。モネやルノワールとは違って、気持ちが妙に落ち着かなくなり、ざわつく感じ。なんとなく怖い、という感覚だったのですが、大人になってようやくそのざわつきが理解できるようになってきました。それは、見たいようで見たくなくて、でも向き合わなくてはと思っている現実と、自分自身に対するおそれだったのかもしれません。
私自身を生きること。みているものを信じること。クールベから学ぶことは今も大きいと思っています。
ショコラ15周年ということでライブでお会いできるかと思っていましたが緊急事態宣言のため延期。致し方ないこととはいえ、とても残念です。また改めて、ショコラ15周年のお祝いに是非お付き合いください。
ではまた!
Chinami