フランス語の名言 · Les mots de Chinami
Alexandre Dumasアレクサンドル・デュマ
« Toute la sagesse humaine sera dans ces deux mots : attendre et espérer. »
人間の英知はすべてこの二つの言葉に集約される:待つこと、そして希望すること。

千奈美です!Bonjour!
今回ご紹介した名言は、アレクサンドル・デュマ(Alexandre Dumas père)の名作『モンテ・クリスト伯(Le Comte de Monte-Cristo)』の一文として有名な言葉です。
「待つこと」と「希望すること」。
この二つの言葉を、今の時代ほど実感することはないかもしれません。
思いどおりに進まない仕事、報われない努力、先の見えない社会。せっかちな私などは、特に「待つこと」が苦手。待てばいいのに、ついつい自分からあてもない行動をしてしまいます。
良いところでもありますが、自分には何もできない事柄についてもついつい焦ってしまう。
私だけではないかもしれません。結果を急ぐ毎日のなかで、「待つ」ことはどんどん難しくなっています。
しかし、デュマが言う「待つ」というのは、ただじっとしていることではないのかもしれません。
それは、焦らず、自分を信じて時を受け入れること。目に見えない変化を信じるという、静かな強さなのではないか。
それは、彼が続けて言っている「待つこと、そして希望すること。」で確信しました。「希望すること」は、「まだ終わっていない」と思える心の働き。
どんなに小さな希望でも、それがあるだけで、暗闇の中に一筋の光が見えます。すぐに答えが出ないことが増えている今だからこそ、この言葉が心に響きます。
待ちながらも、あきらめずに希望を持つ。そんな姿勢こそが、変化の速い世界の中で私たちを支える「静かな知恵」なのだと思いました。
今日は自分を信じて待ってみよう。
ではまた。À bientôt!
Chinami