フランス語の名言 · Les mots de Chinami
Albert Schweitzerアルベルト・シュバイツァー
« Il y a deux moyens d'oublier les tracas de la vie : la musique et les chats. »
人生の惨めさから抜け出す慰めは2つある。音楽と猫だ。

Bonjour 千奈美です。
2020年最後の名言、ご紹介したのは、アルベルト・シュバイツァー(Albert Schweitzer,1875〜1965) の言葉です。
哲学者で神学者、医者で音楽家。神は二物も三物も与えた・・・うーむ、こういう人を天才というのでしょうか。彼の根本思想を綴った「生命への畏敬」は、現在も語り継がれる哲学名著。人間をはじめとして、全ての生きとし生けるものに敬意を払い、大切にしていかねばならないという思想が書かれています。生あるものはすべて意志をもって、自己を実現しようとする。その意志を尊重して、生ある自分と他者を敬わねばならないとシュバイツァーは主張しました。その生とは、人間だけでなく、動物や虫も同じだといって、彼は飛び交う虫を叩き落とすことすらもしなかったといいます。それゆえに、もちろん核兵器に反対し、戦争に異議を唱えました。
今年は新型コロナウィルスで世の中が変わってしまいました。あっという間に、予想だにしなかった事態に発展して、1年近く経過した今なお、私たちは右往左往しています。そんな今年、これまではいつだって会えて、ハグしあえると思っていた人たちとの断絶で、改めて感じた、生の大切さ。自分と他者の生を尊重し敬うことの重要性。今年私たちが自然から受け取るべきメッセージは何だったのか?年末にむけてゆっくり考えていきたいと思います。
そして、素敵な音楽と目の前にあるwineと食事と、猫、家族と交わす言葉・・・。
私の生を生たるものとしてくれる大切なものにも、今年はやっと気づけたように思います。
みなさんの一年はいかがだったでしょうか。
そして、意志をもった生の実現に、来年も向かっていくこと、来年もご一緒できたら嬉しいです。
良いお年を!またお会いしましょう。
Chinami