Juliette Gréco:1927年2月7日生まれ。フランス出身のシャンソン歌手で女優。 70年のキャリアを持つフランスを代表する歌手のひとり。「サン=ジェルマン=デ=プレのミューズ」「グレコ」または「ラ・グレコ」と呼ばれ、黒い長い髪をなびかせ、黒ずくめの衣装で歌うのがトレードマークだった。彼女はサルトルやボリス・ヴィアンらアーティストのインスピレーションを刺激し、曲の提供を受けるなどして、第一線で活躍した。またジャン・コクトーが映画『オルフェ』に起用。『パリの空の下』のカバーや、『枯葉』は映画音楽として作曲され、歌詞がつき、その後ジュリエットの歌で流行り、マイルス・デイヴィスもセッションの2曲目としてよく演奏した。 オーストリア「Vienna Festival 2009」以後、世界的にも最高峰クラスのシャンソン歌手と称えられ、レコーディングした曲は500曲を超えている。 女優としても活動し、特に1950年代から1960年代の間には数多くの映画に出演している。日本には通算22回来日し、日本にシャンソン・ブームをもたらした。 2015年4月、現役は続行するものの、ステージからの引退を表明。これまでの長いキャリアの上で応援をしてくれた全てのファンへ、感謝を込めて贈るベスト・アルバム『メルシー』を制作し、2016年に最後のコンサートツアーを開催し引退する。 2020年9月23日、老衰により93歳で死去した。