Art nouveau et Josiane Balasko
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「女優が50歳過ぎても男をそそる魅惑的な人物を演じること、その描写が許される数少ない場がフランス映画。」「60歳で女たらしを演じる男性たちは山ほどいるけど、誰も嫌な気持ちになったりしないわ。」このインタビューは2007年、つまり約10年前の、バラスコさんの発言です。
現在、アメリカでは、ハリウッドの大物プロデューサー・ワインスタイン氏のセクハラ問題を皮切りとして、セクハラ撲滅運動、いわゆる「Me Too(私も)」運動が広がっています。そして、この波は、フランスにも広まりつつあります。このインタビューで名前が挙がったカトリーヌ・ドヌーヴは、「これは行き過ぎである」「男性には女性を口説く権利がある」という、5名のフランス女性文化人が起草し、約100名の賛同署名で『ル・モンド』紙(2018年1月9日)に公開された意見書に名前を連ねたことで、強烈なバッシングを受けました。結果的に、彼女は、謝罪を含む意見書を『リベラシオン』紙(1月14日)に掲載することとなりました。
「Me Too」に対するフランス女性文化人の反応は一枚岩ではなく、ドヌーヴの立ち位置も、日本で報道されているたった数行のヘッドラインで理解できるものではありません。関心があるかたは、いろいろ調べてみるとよいでしょう。そして、バラスコさんのさらりとした発言は、世界的な広がりを見せそうなこの運動の複雑さと、無縁ではないようにも思えるのです。皆さんは、どのようにお考えでしょうか。 (なお、以下は2007年当時に掲載されたジョジアーヌ・バラスコさんの情報です。)
女優で演出家(作家でもあります)のジョジアーヌ・バラスコ(1950年生)さん。 彼女の転機は、70年代に愉快な集団 Le Splendid(ル・スプランディド)に加わったことによると言ってもいいでしょう。
Christian Clavier, Michel Blanc, Gérard Jugnot, Thierry Lhermitte (全員が高校の仲間)たちによって作られたこの喜劇集団は、Patrice Leconte 監督の映画『Les Bronzés(日焼けした連中)』で大成功します。それから以降彼らは喜劇俳優としてのみならず、オールラウンドの俳優として地位を確立します(たとえば映画『コーラス』の主役ジェラール・ジュニョ)。そうした中で、バラスコさんも、喜劇女優としての地位を不動のものにしました。
このインタビューでボブさんとのあいだで話題になっている作品は、彼女が主演の『Le Hérisson(はりねずみ)』と思われます。
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