常に革新的なピカソと様々な現代アートティストが生み出した新たな20世紀美術の豊かさと魅力
スペイン生まれのピカソが初めてフランスを訪れたのは、20世紀の幕があけたまさにそのときでした。やがて彼が推し進めたキュビスム運動は、それまでの芸術の表現のあり方を大きく揺るがし、その後の重要な芸術運動を引き起こすきっかけとなりました。それは例えば、人間の深層部を表そうとしたシュルレアリスムの運動や、二つの大戦を通して生まれた抽象絵画、戦後の消費社会を背景にアメリカで盛んになったポップアート、そしてさらに新しい潮流を予感させる表現などへと連なっていきました。そうした流れと、躊躇なく次々とスタイルを変えたピカソの革新性とをあわせ見たとき、私たちは20世紀美術の豊かさと魅力に改めて気づかされます。
本展は、北陸新幹線の開業を記念し、国内外美術の充実したコレクションで知られる富山県立近代美術館の所蔵作品を中心に、ピカソとともに歩み始めたといってもいい20世紀美術の流れを概観するものです。9点のピカソ作品をはじめ、シャガール、ルオー、エルンスト、ミロ、マン・レイ、デルヴォー、フォンタナ、ベーコン、ジャスパー・ジョーンズ、ウォーホル、リヒター、ジャッドなど、20世紀を代表する47作家による約100点の名品を紹介します。(公式サイトより)
Chocolat!第429回で本展の紹介をしています。