Sophie Calle
失明した人々への取材を写真と文章で綴った「最後に見たもの」。初めて海を見る人々の表情をとらえた映像作品「海を見る」の2部構成
ソフィ カルは主に写真と言葉を用いた物語性の高い作品で知られており、テートギャラリーやポンピドゥー センターをはじめとする各国の主要美術館での個展開催、第52回ヴェネツィアビエンナーレ(2007年)への参加など、フランスを代表する作家の一人です。
他人との親密な関わりを現実と虚構を織り交ぜて紡ぎ合わせるカルの手法は奇想天外であり、常に驚きに満ちています。しかしながらそこに提示されるのは、アイデンティティ、コミュニケーション、記憶、知覚といった誰もが向き合う普遍的なテーマです。原美術館で14年前に開催した「限局性激痛」(1999年)では、悲しみの体験を人と交換することで心の傷が癒やされていくプロセスを、美しい写真と刺繍のテキストで綴り、多くの鑑賞者が心を打たれました。
今回は、カルが長年にわたって探求してきた視覚や認識に関する最新作で、第12回イスタンブール ビエンナーレ(2011年)で話題を呼んだ「最後に見たもの」(2010年)、「海を見る」(2011年)の2作品を日本で初公開します。また、過去の代表作「盲目の人々」(1986年)より、現代美術作家、杉本博司「海景」と組み合わせた特別版1点(1999年)を紹介します。(プレスリリースより)
Chocolat!第338回で本展の紹介をしています。