Gogh Sompo
ゴッホは何を学び、何を伝えたのか…。
本展覧会は17世紀オランダから20世紀初頭まで、ヨーロッパの静物画の流れの中にゴッホを位置づけ、ゴッホが先人達から何を学び、それをいかに自らの作品に反映させ、さらに次世代の画家たちにどのような影響をあたえたかを探ります。また本展覧会では「ひまわり」に焦点をあてたコーナーを設け、ゴッホやその他の画家たちによる「ひまわり」を描いた作品を紹介、なぜ彼らがこの主題を描いたかを探ります。(プレスリリース・HPより)
【見どころ】
1. 《ひまわり》、《アイリス》をはじめ25点のゴッホ作品が集結
国内外25か所からの出展作品全69点のうち、25点がゴッホによる油彩画。
2. 静物画を見なければ、ゴッホは語れない
画家が主観で描く静物画で、ゴッホは独自のスタイルを身につけた。
3. 17世紀から20世紀の静物画の流れのなかで、ゴッホを位置づけ
名だたる画家たち(クラウス、ドラクロワ、マネ、モネ、ピサロ、ルノワール、ゴーギャン、セザンヌ、ヴラマンク、シャガールなど)の静物画とともにゴッホを紹介。
【章解説】
1章 伝統17世紀オランダから19世紀
ヨーロッパの美術史の中で、静物画が絵画の分野として確立するのは17世紀のことです。市民階級が台頭し経済的に発展したネーデルランドやフランドル(現在のオランダ、ベルギー)で盛んに描かれ、身の回りの品々はもちろん、富の豊かさを示すような山海の珍味、珍しい工芸品、高価な織物などが描かれました。一方で、砂時計や火が消えたロウソク、頭蓋骨など、人生のはかなさや死を連想させる事物を寓意的に描き、人々を戒めるための作品も描かれました。
2章 花の静物画「ひまわり」をめぐって
静物画の中で最も好まれる主題は「花」ではないでしょうか。花は人物と並んで人気の高い主題で、静物画の黄金時代である17世紀には花を専門に描く画家も活躍していました。ゴッホが活躍した19世紀、フランスの中央画壇では歴史画や人物画を頂点とした理念のため、静物画は絵画のヒエラルキーの下位に位置づけられていました。しかし花の絵の需要は高く、多くの画家が花の静物画に取り組んでいました。
会期
2023年10月17日(火)~2024年1月21日(日)
休館日月曜日(ただし1月8日は開館)、年末年始(12月28日~1月3日)開館時間10時~18時(ただし11月17日(金)と12月8日(金)は20時まで)
※最終入館は閉館30分前まで
公式サイト
Chocolat!第621回で、SOMPO美術館主任学芸員の小林晶子さんのインタビューをご紹介。