- クネル -
フランスの食の都・リヨンには数々の郷土料理があります。
豚肉を加工したシャルキュトリも有名ですが、忘れてはならないのが「クネル」です。
クネルは、カワカマスという川魚をなめらかなすり身にし、バター、小麦粉、牛乳、卵などを加えて混ぜ、ラグビー型に成形し茹でます。
それにザリガニやオマールから作ったソースと合わせ、オーブンで焼き上げて完成。
はんぺんのような柔らかい食感と、なめらかなソースで、日本人の舌にも馴染みやすいリヨンの名物料理です。
もともとクネルはドイツから伝わったそうで、以前は鶏肉で作られていたのだそう。
本場フランス・リヨンのブションへクネルを食べに行くグルメの旅も楽しそうですが、日本では、クリストフシェフのお店でとても美味しいクネルをいただくことができますよ♪
- フランス語の表現 -《 bidoche お肉!》
《 bidoche 》 は『お肉』という意味で、日常会話の中で使われる話し言葉です。
『肉』をフランス語辞典で検索すると最初に出てくるのは、 《 viande 》 という単語ですね。
《 viande 》 は食肉全般を指しますが、フランス人同士で 《 bidoche 》 というと、赤身の肉や牛肉をまず最初に思い浮かべるそうです。
それでは、今回のクリストフシェフのお話をどうぞ♩
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Christophe
Quenelle ! À la base, c’est lyonnais aujourd’hui, mais à la base ça vient pas de Lyon, hein ! Ça vient d’Allemagne. La quenelle c’est la Knödel. C’est vraiment!
Mais, c’est vrai qu’à Lyon, c’est une spécialité à base de chair de brochet, poisson de rivière, on obtient une mousse de poisson, très très onctueuse ; et qu’on associe avec une sauce aux écrevisses.
La quenelle, ça peut être de la volaille ! Ça peut être… ça peut être une farce fine à base de volaille. Oui bien sûr. À la base. À l’époque c’était à base de volaille.
Bidoche, c’est de la viande, voilà ! Bidoche… quand on entend le mot bidoche, en France on pense surtout à viande rouge, je pense. On pense au bœuf en premier, je pense qu’on parle de bidoche… c’est le boucher de la Bidoche, voilà !
下にあるフランス語の重要単語を、クリストフシェフのお話の中から聞き取ってみましょう。
全部で10単語です。聞き取れましたか?
大きい文字ほどたくさん文章の中に出てきます。
聞き取った単語の意味はもちろん、それぞれの単語がどのような使い方をされているか辞書などで確認してみましょう!
*今回は名詞《 base 》について、下記の3つの文章で確認してみましょう。
《 base 》は、『土台』『基礎』という意味で、幅広く使われる名詞です。
ここでは、2つの使い方を解説します。
1の文章は《 À la base 》で『基礎』という意味で使われています。
2&3の文章は《 À base de + 無冠詞名詞 》で、『〜を主成分にした、ベースにした』という表現ができます。
《 une spécialité à base de chair de brochet, poisson de rivière 》は『カワカマスという川魚の身をベースにした名物』
《 une farce fine à base de volaille. 》は『鳥肉をベースにした細かい詰め物(挽肉)』
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Produced by フランス語Chocolat!
東京・神楽坂にあるクリストフシェフのレストラン ルグドゥノム・ブション・リヨネ